賞金がかかっているため、追われる身となった武蔵。
しかし、時と場所を選ばず襲ってくる複数の刺客達を前に満身創痍となっていました。
集中力を欠き、死角から攻撃を受けた武蔵は次々と攻め寄せてくる浪人に囲まれ、絶対絶命の危機となっていた!
振りかざす刀があわや!・・・という場面に、その刀を素手で受け止める男が現れる。
生臭坊主なのか修行僧風な恰好をした男は、飄々な佇まいながらも鋭い眼光を荒くれ者達に向けて、その場を退けた。
男に応急処置をうけて意識を失った武蔵は、人知れない寺で目を覚ます。
故人である俳優の松方弘樹さんがモデルで、声を演じている謎の僧に色々と聞かれ、好感をもたれた武蔵は新しい人生を手に入れるために指針を示される。
翌朝、武蔵が目を覚ますと謎の僧からの置き手紙があって、祇園に来いというメッセージが書かれていた。
強引な申し出に戸惑いながらも、不思議と違和感を覚えなかった武蔵は、謎の僧が用意してくれた服を纏って京の祇園を目指すことに!



まずは山道を東に向かい清水寺を目指します。
道中では悪漢や浪人が襲いかかってきますが、そんなに苦労せずに倒せるでしょう。
敵を倒すと戦利品としてアイテムが手に入れることがありますけど、所持数には限度があるので注意が必要です。
清水寺に入ったら、林道に向かい洛外町へ進みます。洛外町も賑やかな町ですが、今は買い物もできないので、急いで祇園大門に向かい謎の僧を発見します。
共に祇園に入ったら、謎の僧に祇園という色町が金で全てが手に入る世界だと教えられる。



入り口で天神登場イベントが発生し、いずれ太夫の位にまで登りつめるだろうという蝶模様の着物を着た遊女を見かけるが、どこか面影が浮世に似ていて、かつて姉の揚羽が祇園に売られたという話を思い出す・・。
その様子を見ていた謎の僧は、武蔵を遊郭に誘うのだった。
風体に似合わず、意外にも大金の銭を所持している謎の僧は何者なのか・・・。
まず、先刻見かけた女性が「吉野」という天神の位の遊女だと聞き、鶴屋に在籍していることを知る。
案内所で伊東という男と会うと、謎の僧を引き連れて鶴屋に向かいます。もちろん指名するのは吉野です。

 
 
もう祇園に来て十年になるという吉野。
武蔵が「先生」と呼ばれるのが嫌だと言うと名前を教えろと言われてしまいました……。
浮世から聞いた出身地の名前。桐生。思わず、偽名を名乗ります。
吉野も桐生のことを知ってるようなので、上野国の出身ではないかと尋ねてみるも、身請けしないと過去は教えられない・・・とのこと。
身請け代は、なんと!五百両!!
人生で初めての芸妓との一時、贅の限りを尽くした夢の時間の合間に吉野を見た武蔵は、浮世の存在を吉野に聞いてみることに。
「この世界に身を置いてる遊女に、過去なんてない・・。」
武蔵はその言葉の意味を理解しつつ、追われている自分の身に置き換え考えてみる。
己は、自分の本当の名前さえ名乗ることができない・・。そんな考えが頭をよぎる中で、他の部屋から悲鳴が聞こえる!



どうやら、酔っ払った客が暴れているとの事。
本来なら騒ぎをおさめる駆け廻り衆が、今は不在との事なので、番頭から無粋な客をどうにかしてほしいと頼まれる。もちろん、遊び代どころか謝礼までくれるという。
そういう事なら・・と、酔っ払いを取り押さえに行きます。
酔っ払いの侍など、丸腰の武蔵でも敵ではありません!
しかし、その際に剣を預けた吉野の顔が一変する。武蔵の刀には、浮世がお守りとして付けた鈴がついていたのだ・・。
難なく、その場を収めた武蔵は再び飲み直すのだが、どことなく吉野の様子がおかしいのであった。



数日後、祇園の町に一軒の店が建った。
駆け廻り屋「龍屋」。
なんと!武蔵が店を持ったのである!!
何でも、騒ぎの一件の謝礼の五両を元手に賭博で一儲けしたとか・・。
金で全てが手に入る町・・・武蔵は、逃げるのをやめて祇園で新たなる人生を送ることにしたのだった。
そして、やがて武蔵を追ってくる者を待つために!
同日、祇園を去るという謎の僧は武蔵に本当は武蔵の素性に気がついていたことを打ち明ける。
そして、そのためには新しい名が必要だとも示されるのであった。
 『一直線に進む駿馬の如し』
名前といえば、シリーズではお馴染みの伝説の堂島の龍「桐生一馬」。
龍が如く見参!では、宮本武蔵改め「桐生一馬之助」と名乗るのだった!
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