コーエーテクモゲームスより2013年6月27日に発売されたPlayStation VitaPSPソフトであり、ハンティングアクションゲームです。
開発は同社の無双シリーズでおなじみのオメガフォース
2014年8月28日には完全版である『討鬼伝 極』がPlayStation VitaPSPソフトとして発売され、さらに2015年4月23日にはプレイステーション4版も発売されました。
PS4PS3PSVITAという違うハード同士でもマルチプレイが楽しめたのです。



日本史に詳しくないとプレイできないというわけではなく、和風ファンタジーな世界観になっているので、予備知識も必要ありません。
敵キャラクターは日本を代表するモンスター“”。
この“”のチカラにより、古代から幕末まで時空を超えて入り混じってしまった異世界が舞台となります。
プレイヤーは“”を討伐する特殊な力を持つ“モノノフ”となり、仲間のモノノフたちと“鬼”を討伐していくことが目的となります。
シングルプレイでは同行者としてNPCのモノノフを最大3名まで連れて行くことが可能。
“鬼”との戦いでは、その巨大な体の部位を斬り落とし、破壊する爽快感を味わえる“部位破壊アクション”が特徴的となっています。

鬼は基本的に硬い表皮に覆われていて、ダメージを与えることができません。
ただ、部位を破壊することによって表皮が壊されてダメージを与えられるようになるというシステムになっています。

無印は多少粗削りな部分もありますけどゲーム自体の完成度は非常に高く、それまで無かった「和風テイストの狩りゲー」としてユーザーから高い評価を得ました。



討鬼伝 極』では無印の時点で優秀だったNPCは更に強化され、回避行動の速度強化や受け身が追加された事でプレイヤー側が感じるストレスは軽減。
他のゲームだと味方のNPCが意味不明な動きをしてイライラすることが多いのですが討鬼伝NPCは状況に応じて考えて動いてくれるのでイラつくことが少なく、助けられることもあって嬉しい限り。
新規追加の大型鬼は変異種を含めた20以上となって、ほぼ無印の倍となりました。
物語も、オフラインで6章分・オンラインで進行度7つ分が追加され納得のボリュームに。
モンスターハンターでいうところの2G、3Gという感じです。

モンスターハンターはアイテムを駆使したり、戦いの中で一つ一つの動作のスピードを考慮しながらアイテムを使ったり、武器とか防具の組み合わせによって発動するスキルを考えて装備を作ったりするのが魅力の一つでした。
それに比べて討鬼伝は純粋に戦闘を楽しむ為に工夫されて作られたゲームです。
モンスターハンターと全く別の狩りゲーだと思ってプレイすると更に面白いと感じるでしょう。


『2』からはオープンワールドへとシステムを変更されました。
過去作の持ち味を十二分に活かしつつ、続編として上手く進化させたタイトルです。
狩りゲー特有の単調さに抵抗が無いのであれば、楽しめる秀作だと思います。

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