奥州の独眼竜「伊達政宗」をモチーフにした、戦国シミュレーションゲーム。
ナムコットファミリーコンピュータ用ゲームシリーズとしては第38弾
信長の野望シリーズ第二弾の信長の野望 全国版がFCに移植発売されて、その2週間後に本タイトルの発売でした。
歴史SLGというゲームジャンルの経験がほぼ無い当時のファミっ子たちの中では、初めてのSLGとなった人も多いのではないでしょうか。
シミュレーションゲーム初心者向けの内容で、
シミュレーションゲームが苦手な人でも、すぐに慣れると思います。



プレイヤーキャラとして選択できるのは主役の伊達政宗のみで、他の大名は選べません。
ゲーム中は片倉小十郎が軍師としてアドバイスを出してくるのみで、自国の他武将は一切登場しません。
東北地方を統一するのが目的なので、その他の国も登場しません。
正宗が18歳の年からスタートし、81歳(史実では68歳で没している)で寿命で亡くなるまでに奥羽の全ての大名を倒して統一を成せばクリア。
慣れれば、数時間もあれば十分クリアできるレベル。
1コマンドで一季節が流れ、春夏秋冬で一季節に1コマンド命令を出してゆきます。
登場国(登場大名)も少ないので、他の大名同士では戦闘や戦略が発生しないのです。
この「敵同士が戦わない」のが難点なのですが・・・。
コミカルな雰囲気で、「信長の野望のようなシリアス感は全くありません。
図式的には、
「伊達家VS奥州連合」。
信長や信玄はいない時代なので、山形の最上家と常陸の佐竹家が二強。
展開次第では「秀吉」「家康」の二英雄も登場します!
シミュレーションゲームですが、直接的な合戦シーンなどシンプルなゲーム内容となっており、アミダクジで金山探しや流鏑馬などのアクションゲーム要素のミニゲームもあって楽しめます♪



可愛い見た目の割には難易度は高く、クリアするのは骨が折れるかもしれません。
激闘の章をクリアして3周目の周回モードをプレイすると政宗が40歳の春に豊臣秀吉と戦う事が可能です。
この戦闘に勝利すると全国統一となり真のエンディングを見る事ができます☆彡



この時代のナムコはSLGの制作ノウハウが無かったにも拘らず、セオリーに捕らわれずライトな雰囲気に徹した完成度の高いタイトルでした。

同社ナムコの、「三国志 中原の覇者」もそうなのですが、光栄の歴史シミュレーションゲームとはまた違った面白さがあってハマります。
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