2023年の大河ドラマは『どうする家康』ですね。
戦国の世に終止符をうった、泰平の世を築いた英雄です。
かの有名な三英傑の中で「鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス」の忍耐の人になります。
「神君・東照大権現」と言われ、奇策や非道な行いを良しとしない正統派の大名でした。



今回は、既に光栄の『信長の野望』がファミコンでも発売されていて、後塵を拝することになったのですが、大名以外の配下武将を導入したのは『信長の野望 戦国群雄伝』よりも先に導入された名作「不如帰」を紹介します。
1988年8月19日「アイレム」より発売されています☆彡
1555年戦国動乱の時代が舞台の国取りSLG。
プレイヤーは一国の大名となって天下統一を目指していきます!



まず全国に散らばる全40人の大名から一人を選び、1年の流れをフェイズ方式で進めていきます。
フェイズに分かれていることで、SLG初心者にも行動パターンを組みやすい仕様でした。
城攻めの方法に「兵糧攻め」などがあり、戦闘力が高くなくても工夫次第で敵の城を落とすことができるので、いわゆる弱小大名でも工夫次第で天下統一できた本格派だったのです。
大名自身の能力を自分で設定できるのも斬新でした♪
当時としては、政治的な上杉謙信など・・・自分好みにカスタマイズできるのは楽しかったです。
日本全土を舞台にした本格的戦国シミュレーションとして、王道な要素は網羅されていて、しかもシステムも簡素にできていて分かりやすいゲームでした。
それでいて、イベントなども豊富でゲームバランスがしっかり取れており、テンポも早いためだれるような展開になりにくい正統派シミュレーションゲーム。
また、『不如帰』のオープニングムービーは非常に評価が高いです。
そのセンスと演出は「まるで映画だ・・・」と言われるほどでした。



武将の登場、官位の存在、陣形の採用など、当時の戦国シミュレーションにはまだ存在しなかった要素を取り入れ、全く新しい戦国シミュレーションとして生まれた『不如帰』、シンプルながら奥が深いゲームです。
ファミコンのシミュレーションゲームの最高傑作と呼ぶ人もいるほどです。
現在では電池切れでセーブできないかもしれないので、レトロフリークで遊んでみましょう♪
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