シリーズ化し、今や歴史シミュレーションゲームの代名詞ともいえるゲームです。
PC、ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン 、プレイステーション、セガサターンなど、数々のハードに移植されている名作。
1986年に光栄(現・コーエーテクモゲームス)から発売されています。
30周年である2013年に、第1作の発売日である3月30日を「信長の野望の日」として、日本記念日協会によって記念日認定されているほど。
デザイナーは、シブサワ・コウ氏。
 


今回紹介するのは、『信長の野望 全国版』です。
スーパーファミコン移植版の『スーパー信長の野望全国版』以降ではシナリオが増え、より遊びやすく買いr等されています。

タイトルは信長ですが、2作目以降の全国版から全国の中から好きな大名(国)を選んでプレイできます。
全国版では、織田信長を中心とした近畿・中部の17国モードと、全国を舞台にした50国モードがプレイ可能。
基本的には、自国を内政によって強くしていき、準備が整ったら隣国に攻めて、勝利すれば領土を広げることができます。
ターンの区切りとなるは、月ごとではなく春夏秋冬の季節ごとの1年4ターンです。スタート時に選んだ大名が死亡すると、ゲームオーバーになります。
そのため、高齢の一部の大名などは盤石を固めてから攻めるプレイが難しくなっています。
そのかわり、敵大名が複数国を統治している場合は、その母国に攻め入り第1部隊を撃破した場合に支配国全てを一気にまとめて占領することができます。
それでも、各大名には跡取りがなく基本的に一代限りであるため、毛利など年齢の高い大名でプレイすると非常に厳しい難易度になるでしょう。 
逆に、敵対す隣国が少なく年齢も若い長宗我部はじっくりプレイできる初心者向けの大名になります。



具体的には、納税を増やすために民からの信頼を得なければなりません。災害から農民を守るために土地開発をしたり、商売によって町が賑わえば人が集まって人口が増えていきます。
良い政治を行えば自然に忠誠度も上がり、国も豊かになっていくでしょう。
富国強兵によって国が強くなれば、徴兵をおこない兵士と軍備の増強をして強くすることができます。
バランスが大事です。
尚、後のシリーズでは合戦だけではなくて外交によって支配下に置くことでも統一できるようになっています。



今作では、まだ「配下武将」の概念が存在していないので、大名自身が各部隊を率いて戦います!各部隊には、それぞれ特徴が付けられていて、戦闘で国を落とされると無条件で敗北してしまう主力の第1部隊、騎馬隊の第2部隊、鉄砲隊の第3部隊、足軽の第4・5部隊という編成。
歴史イベントはないのですが、シンプルながら奥深い戦いができてしまいます。



当時としては、ソフトの値段が他のゲームソフトの価格と比べて高価ではありましたけど、歴史好き日本人にとっては、値段相応に楽しめる!と思えた本格的なゲームだったんですね。
現在も続いている「信長の野望」シリーズ、および「三國志」シリーズなどの歴史シミュレーションシリーズのテンプレ的作品です。
『全国版』は、iPhone・Android版が配信されているので何時でもどこでも気軽に遊ぶことができます♪
まだ未プレイの方も、大河ドラマや日本史が好きな方ならハマるかもしれませんよ。

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