大河ドラマ『真田丸』が、大人気でしたね。
『戦国無双』ではシリーズを通して主役ですし、大河ドラマが放映されていた年は『戦国無双 〜真田丸〜』 と『戦国BASARA 真田幸村伝』などが発売され、幸村フィーバーでした!




主人公の「真田幸村(信繁)」は、「大阪夏の陣」において絶望的な戦況にもかかわらず、最期の瞬間まで諦めずに徳川の本陣まで攻め込み家康を追い詰めた武士として「日ノ本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と、今日まで称えられている実際の歴史上の人物です。
幸村の果敢な武者ぶりは英雄的武将として各史料に記録され、後世において様々な話が創作されています。



その中でも有名でドラマティックなのは、猿飛佐助や霧隠れ才蔵などが登場する『真田十勇士』で、ファミコンにも題材にしたゲームがあります。
ジャンルはRPGで、隠居する昌行に代わって「打倒、徳川家康!」を掲げ、戦力を整えるために旅に出る場面から始まります。



家康のいる所を目指す過程で、「忍者」である「十勇士」を配下にしていくのですが、十勇士達には特有の能力があり、それらを駆使することにより先に進むことができます。

十勇士の能力は、次のとおりです。
猿飛佐助  ・・・物資調達
望月六郎  ・・・爆弾による関所爆破
三好伊三  ・・・怪力により岩をどかす
穴山小助  ・・・相場の調査
海野六郎  ・・・アイテム探し
霧隠才蔵  ・・・情報収集
由利鎌之助 ・・・兵士の勧誘
筧十蔵   ・・・変装を見破る
根津甚八  ・・・船を操る
三好清海  ・・・鍵を開ける
十勇士に命令した場合、任務のため一定時間いなくなるのでタイミングは考える必要があります。

このゲームは、RPGながらも独自のシステムがあり、経験値という概念がありません。
真田軍は戦闘時に敵兵を説得して配下につけて行くことによって強化されていきます。これが体力(HP)となり数が多いほど攻撃力も上がります。
宿屋はなく、説得さえできれば序盤から最大兵力である250人をあつめることも可能。
敵兵と遭遇すると敵が前口上を述べるので、家康の配下でない兵は説得できます。
成功率は相性によって異なり、兵種が異なる場合は兵糧に加え、引き入れる兵と同数の武器が必要となるので各十勇士の兵種は把握しておく必要があるでしょう。
例えば、清海はくノ一で伊三は僧兵といった感じです。
戦闘においても敵との相性があり、苦手な兵種を相手にした場合は最大兵力である250人で挑んだとしても、ほとんど敵兵を減らすことができないばかりか、逆に敵からは大ダメージを受けてしまいます。
幸村はギャングに弱いが甲賀忍者や僧兵に強く、伊三がギャングに強いなど。
逆に、この法則が分かれば攻略がかなり楽になるでしょう。



また、率いる兵には忠誠度というものが設定されていて、戦闘を命じたり新たに兵を補充すると低下していきます。
忠誠度が下がると攻撃力が低下していき、0になると謀叛を起こして真田軍と強制的に戦闘になるため、常に兵糧を俸禄として与えて忠誠度を保つ必要があります。
ちょっと面倒くさそうなシステムですが、当時小学生だった自分にもすぐに理解できたので、スグに慣れるかと。
ストーリーは、基本的に道をふさぐ岩が邪魔だとか関所破りをしないといけない・・・みたいな先へ進むためのイベントばかりで、真田親子と家康以外の武将は出てきません。
最後の戦いも、ボスという存在はいなかったので・・・。



それでも個人的には好きなゲームだったので、繰り返し3・4回は遊びました。
たまにビジュアルが挿入されていたり、謎解きもほどよい感じだったので、ケムコが発売したゲームの中では、良作だと思います。
ケムコは「 ニンテンドーSwitch」のゲームでも、2DのRPGをリリースしていますから・・・RPGのゲーム開発は定評があるのかもしれません。

 

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