三谷幸喜脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が話題になっています!
主役の小栗旬が演じる北条義時って、どんな人??って思っていましたけど・・・、コミカルで冷酷な一面を覗かせる大泉洋演じる源
頼朝や菅田将暉が演じたエキセントリックな義経も斬新でした!



「源平討魔伝」は、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)が1986年にリリースしたアーケード向けのアクションゲームになります。

源氏と平氏の合戦をモチーフに、魔王となった源頼朝が平氏を滅ぼし、三途の川の安駄婆(あんだばあ)によって地獄より蘇った平景清(たいらのかげきよ)が、頼朝を討伐するために鎌倉を目指すというストーリーが展開していきます。



PCエンジン版「源平討魔伝」が発売されたのは、その4年後の1990年。
当初から定評のあったナムコのPCエンジンアーケード移植タイトルの1本に恥じない完成度を誇り、ファンを大いに喜ばせた作品です。
ゲームのステージには、並み居る敵を攻撃とジャンプで退けながら進む「横モード」、大きく表示された景清が「弁慶」や「義経」などの強敵とのチャンバラを繰り広げる「BIGモード」、迷路のようなトップビューのステージを探索して出口の鳥居を探す「平面モード」の3つがあります。
それぞれにはゴール地点となる鳥居があり、そこに入ることで次のステージへと行けるようになっている。横モードと平面モードには複数の鳥居が存在するところもあり、先のステージ構成によって難易度が大きく変わっていくので、何度もプレイして自分なりの攻略ルート開拓をすることも楽しみの一つ。



難易度が高いゲームという印象を持っている人も少なくないようですけど、モードごとの基本ルールの把握と、自分なりの攻略ルートの開拓ができれば、比較的簡単に頼朝のもとまでたどり着くことができるバランスとなっていました。
ただし、初心者やアクションが苦手な人には厳しい難易度です。
PCエンジン版は画面構成が若干異なっていたのですが、移植はほぼ完璧で、大容量のCD-ROM2ではなく、HuCARD(4Mビットを採用)1枚で完結していたことに驚かされたものです。
容量の都合でカットされたのは一部の音声のみであり、47ステージは全てアーケード版とほとんど変わらずに収録されていました。
横モードのジャンプ時はボタンを連打することで高く遠くへジャンプできるといった攻略法もそのまま通用するのですが、BIGモードに登場する「義経」や「弁慶」を簡単に倒す攻略法が通じなくなっているなど、いくつかの変更点も。
ですが、PCエンジン本体の性能を限界近くまで引き出して制作された本作は非常に素晴らしい完成度であったのです。



その後に、プレイステーションの「ナムコミュージアムVOL.4」やWiiの「バーチャルコンソール」などでアーケード版が完全移植された本作でありますが、PCエンジン miniでは、「カンタンセーブ機能」を使えば、攻略ルートの発見や練習もしやすいはずです。



源氏ではなく平家が勝ってしまう……そんなゲームですけど、名作
揃いの80年代のナムコ作品の中でもトップクラスの人気を誇ったタイトルです★

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