元はアケードゲーム用のアクションゲームでしたが、ファミコンに移植されました。
サイドビューのスクロール型アクションゲームです。




主人公の「影」を操作して刀と手裏剣の2種類の武器を使用して、拐われた霧姫を救出するために魔城を目指します。
 主人公と霧姫と影は森で密会デートでもするつもりだったのか?「魔界村」を思い出します。



操作する影は、ゲーム内では若いくノ一のように細く見えるのですが、イラストでは一休さんに登場する新右衛門さんのようなごついケツ顎のおっさんというギャップが何だか可笑しいです。

 
 
手裏剣は飛び道具として、短刀は接近戦の他、敵の攻撃を弾くことが出来ます。
このゲームの特徴として、ジャンプはとにかく驚くほど高く飛びます。
飛距離も相当ですが、ジャンプ中は方向制御も中断も行えないために敵の攻撃をジャンプで避けるのは至難の業です。
何もできないまま敵の攻撃に晒されミスするというシーンがいくつもありました。 



一度敵の攻撃を受けるとミスとなりますが、妖坊の炎と煙玉以外は基本的に刀を振り回すことで防御ができるようになってます。
アイテムの「水晶玉」を取っていれば、1回だけ敵の攻撃に耐えることができますが、妖坊の炎に対しては効果ありません。




森・抜け穴・城壁・城内の四つのステージを攻略し、ボスとの対決を制して霧姫を救出するのが目的となります。




四面をクリアすると再び姫がさらわれるので、再び救出のために森のステージの一面に戻り、以降ループしていくようになります。
いい加減に、気がつけよ!とツッコミたくなりますが。

 

コツとして、基本的に「進行方向に撃ちながら」と進んでいきましょう。
意外と、現れた瞬間に勝手に当たって倒せます。
斜めジャンプの上昇中なら斜め上に、下降中なら斜め下に撃っておけば間違いないかと。
手裏剣は地上に立っているときは左右にしか撃てませんが、ジャンプ中や木に登っている間は8方向に撃てます。

 

それと、敵忍者の撃ってくる手裏剣は刀で弾き落とせます。
これは始めから最後まで使う重要なテクニックです。
手裏剣に背を向けずに正面で刀を振れば、ほぼ落とせるでしょう。

 

また、赤忍者と妖しい坊さん(妖坊)の撃ってくる攻撃に関しては刀では叩き落とせません。
妖坊の火炎に至っては、水晶玉の力をもってしても当たれば一撃死です。
素直に避けましょう。
この強敵2トップが、最大の難関です。




一周目は青葉の章、二周目は紅葉の章、三周目は雪の章とそれぞれ章立てられており、景色もなぞられています。雪の章をクリアすると晴れてエンディングとなります。

 

青葉の章のボスが双幻坊で白い妖坊です。2体同時に出現するので、ボスの中では一番の難敵です。
紅葉の章のボスは霧雪之介で二刀流の使い手です。
なお、ボスキャラのみステージ上を飛んでいる蝶々を先に倒さないと攻撃が当たらないようになっていてダメージを与えられません。注意してください。




四面ごとに登場するボスキャラが代わり、雪の章の四面で登場する雪草妖四郎がラスボスとなります。

 
 
このゲームのパワーアップアイテムは、巻物と術丸と水晶があります。
阿修羅の術か分身の術(敵の攻撃を無効化)が一定時間使えます。
巻物は、画面上の全ての敵を倒しますが、影も動けなくなるのであまり意味がありません。
得丸は1UPで、点丸は取ると一万点。

 

実は、二周目をクリアしてエンディングを迎えると十二単衣を纏った霧姫を見ることができます。
かなり難しいですが、腕に覚えがある方は挑戦してみてください!


ちなみにこのゲーム、2周目を
 リアすると、十二単衣を着た霧姫が登場しました。



なお、ニンテンドーDSで『影之伝説 -THE LEGEND OF KAGE 2-』として続編が出ています。
「雪草妖四郎」にさらわれた「霧姫」の救出を目指すという前作のあらすじをそのまま用いているので続編というよりはリメイクに近いです。
新たな操作キャラクターとして「千尋」が追加され、ゲームを始めるときにプレイヤーはどちらかを選択し、キャラクターによってストーリーは異なる展開を見せます。
演出面で、イベントシーンが主にステージの始まりと最後に盛り込まれるようになっています。
隠しアイテムの存在など探索要素も強くなり追加要素もあるので、興味があれば是非♪

 

運の要素もありますけど、慣れると意外と簡単にクリアできます。
たまに、ふとプレイしたくなるゲームです。
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