サンソフトが発売したPCエンジン用のRPGで、鎌倉時代の日本を舞台に繰り広げられる「純和風」RPG。
キャラクターデザインは、『サラリーマン金太郎』『天地を喰らう』で有名な本宮ひろ志氏が担当。
途中再開はセーブ方式かパスワード、好きな方から選べます。パスワードは最大80文字とかなり長いため、セーブ推奨。



舞台は源頼朝によって幕府が開かれた鎌倉時代の黎明期。
太平の世が戻ったかに見えたその時、突如現れた魔物達が次々と村を襲いはじめました。
プレイヤーは都の僧「法眼」のもとで育てられた「鬼若(きじゃく)」という青年となって、仲間たちと共に数々の謎や魔物たちに立ち向かいます。
ゲームでは実際の日本地図に則したフィールドや、僅かですが歴史にちなんだイベント、「鎌倉」や「京の都」をはじめとする馴染みのある地名などが続々登場します!



PCエンジン全盛期に発売されたPCエンジンオリジナルのRPGで、硬派な作品。
装備品は誰が何を装備できるのかが分からなくて、エンカウントが高めで敵も強め・・・さすがに今遊ぶとバランスがちょっと悪い印象で、プレイ時には時間と根気が必要になるでしょう。
不親切な仕様やシステムの不備、味方のステータスを上昇したり、敵の術を封じ込める術があるのですが・・・それらの補助術は使用したターン内しか効果を発揮しない
戦闘時の行動順はランダムである為、術者が最後に行動した場合は無駄にMPを消費するだけで終わってしまいます
終盤の「とあるイベント」を起こすと、ほぼ全ての都や村に入れなくなり・・・一切買い物ができなくなるという問題も。
当時、それでもクリアはできてたのがスゴイです。



ただ、PCエンジンHuカードのRPGは殆ど数無いので・・この時代のゲームらしく、シンプルでリロードとか場所移動とか無駄な読み込み時間もないというゲームに触れられるのは魅力だと思います。
歴史ファンや硬派な作品を好む人には深く入り込める作品でしょう。
1992年に続編である『弁慶外伝 沙の章』がスーパーファミコンで発売されています。


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