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戦国ゲーム

忍者や侍などが活躍する戦国を舞台にしたゲームを紹介します!

 

快傑ヤンチャ丸

1986年にアイレム(現・アピエス)から稼動されたアーケードゲームの移植作で、横スクロール型のアクションゲーム
当時としては高い移殖度で、おおむね評価は高いです。移植担当はトーセ。
コミカルさを重視したゲームデザインが人気でした。
1人~2人交互プレイ可能で、全8ステージ構成。
攫われたくるみ姫を救出するため、忍者のヤンチャ丸が愛用の刀を武器に、風鈴城をのっとった妖怪軍団を倒すというのが目的です。
 

 

〇Bボタンでジャンプ

〇Aボタンで刀攻撃

忍者なのに忍術を使えるわけでもなく、様々な剣法を修得したわりに攻撃は刀による回転剣のみ!・・・と思いきや、普通に進むだけでは分からないですが、どのステージにも1UPやスコアボーナス、1回は敵の攻撃を防いでくれる「ミニ姫」などが出てくる隠しステージがあり、それらを見つけるのも楽しいです♪



金の鈴を取るとビッグ手裏剣、銀の鈴で分銅が周りを回転して攻撃します!
ボス戦では、ボスに攻撃を当てると、刀が飛んでいってしまうので武器を拾うまでは攻撃不能になります。落ちた刀は、触れて拾うと攻撃が再開できるという一風変わったシステム。

 

ごく平凡なアクションゲームという印象ですけど、1ステージあたりの構造が短くてテンポ良く進める軽快さは嬉しいところ。
敵の出現・攻撃パターンなどを覚える多少の覚え要素もありますけど、落ち着いて待ちのプレイを心がければ、難しい難易度ではありません。
このゲームは、ステージバリエーションが豊富ながら軽快に遊ぶことができ、またボスキャラの個性もよく出ていて、独特な面子が勢揃いしています。 

  

理不尽な難易度のファミコンアクションゲームが多い中で、安心してクリアできるゲームでした。そういう意味ではシンプルながらも良作だったと思います。
後にシリーズ化されて、アーケード版はPlayStation4およびNintendo Switch用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて配信されました。

 

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戦国BASARA

カプコンより発売の戦国時代を舞台とした三人称視点の3Dアクションゲームシリーズ。TVアニメ化・ドラマ化もされた人気シリーズです。



男前の戦国武将たちと派手で魅力的な戦闘シーンで女性に圧倒的な支持を得て、かつてない「歴女」ブームの火付け役となり、2009年にはTVアニメ化し更なるブームを巻き起こしています。 
舞台、テレビドラマ、劇場映画など、メディアミックスは多岐にわたります。 
よく間違われるのが、今シリーズはカプコンの開発・発売で、ゲームデザインが非常に良く似ているシリーズは、コーエー(現:コーエーテクモゲームス)から発売されている戦国無双シリーズ。
無双シリーズの後発ということもあって、とにかくド派手な演出・独自の歴史アレンジが特徴になっています。



無双シリーズも歴史アレンジは多々あるのですが、BASARAの方がスッキリするほど大胆なアレンジが施されているのが清々しい。
シリーズ間の繋がりはあまり明確にはなっていないみたいで、作品ごとに急激に展開が変わっています。
美形として扱われている武将もいますが、色物キャラも多数。
無双シリーズと同様に、「猛将伝」のような外伝の追加バージョンタイトルも。

戦国BASARA2
戦国BASARA3 宴
戦国BASARA4皇




大河ドラマの「真田丸」の影響を受けて、コーエーが真田幸村を主役にした『戦国無双 ~真田丸~』を発売しましたが、カプコンもBASARAシリーズからも『戦国BASARA 真田幸村伝』をリリースしました。
同ゲームの開き直りとも言える暴走ぶりが、「戦国BASARAだから仕方ない」や「戦国BASARAなら仕方がない」、「BASARAなら仕方がない」という名言を生んでいます。

とはいえ、アクションゲームとしては傑作なのは間違いなく、オリジナル作品と割り切れば爽快感を体感できる名作ゲームでしょう。

真・三國無双

真・三國無双』とは、コーエー(現:コーエーテクモゲームス)が2000年に発売したアクションゲームで PlayStationで発売された無印『三國無双』の続編として登場したのですが、1対1の対戦型格闘ゲームであった前作に対して、本作からは大勢の敵対勢力と戦う三人称視点の3Dアクションゲームとなりました。

 

開発は一部作品を除いて、コーエー内の制作チームの1つ「ω-force(オメガフォース)」が担当。
タクティカルアクションゲームという画期的な内容がウケて注目されるようになり、2作目以降から人気に。
歴史書『三国志』や、それらから派生した小説『三国志演義』をモチーフとしつつも、本シリーズ独自のアレンジが存在します。 登場武将の生年や没年のズレなどはご愛嬌。
また、各英雄たちの解釈も独特で、性格や扱う武器も様々なアレンジが施されています。それらの要素もウケ、多数の歴女(歴史好き女子)も生まれました。
 



 PS2で発売された『真・三國無双』以降は、戦場全体を見通したリアルタイムな戦局判断などのRTS要素が基本に。以降のシリーズの雛型となりました。
プレイヤーは属国の英雄の一人となり、戦況が刻々と変化する戦場を巡りながら、圧倒的数の敵兵や敵武将を倒していき、最終的に自国の目標とする勝利を目的としています。
シリーズを通して「一騎当千の爽快感」を謳い文句としているので、殆どの作品において単体戦においてはプレイヤー優位なバランスに。
3Dアクションゲームの初心者から上級者まで、馴染みやすい設定と操作・システムが人気のゲームシリーズです。


 
まさに「無双」シリーズの原点で、このゲームのイメージで「無双」というキーワードが爽快感や一騎当千ACTの代名詞となった気がします
後に日本の戦国時代を舞台とした『戦国無双』や両時代間のクロスオーバー的オールスター出演作である『無双OROCHI』とシリーズが派生しています。
 
  
 
「猛将伝」などの追加ディスクや修正・バージョンアップした完全版を多く出す事で、商業的に良くないイメージもありますけど・・・『信長の野望』や『三国志』といった、決して万人受けしないシュミレーションゲームの光栄といった印象の社風を一変させた作品です。



これ以外のゲーム作品にも、ガンダム・北斗の拳・仮面ライダー・ワンピースなどとコラボして、作風を変えた「無双」シリーズも存在しています。
新作が発売される度にマンネリとも言われていますけど、その変わらないゲームデザインに惹かれて、ヒットし続ける要因になっているのかもしれません。
とにかく、戦国ゲームで爽快感を味わいたいなら、「真・三國無双」をプレイするのをお勧めします☆

三国志とは

基になっているのは、陳寿が著者の『正史三国志』で、現代において様々な観点で創作されている作品は『三国志演義』から影響を受けていると思われます。魏(ぎ)・呉(ご)・蜀(しょく)の中国の後漢末期から、三国が争覇した三国時代の歴史を述べた歴史書。
 『正史三国志』は歴史書で、『三国志演義』は、歴史小説。
 


『三国志演義』では、後の蜀漢皇帝「劉備玄徳」の半生が、平民から天下三分の一つを得るまでがドラマチックに描かれているので、彼の生涯の腹心である「関羽」「張飛」と義兄弟の誓いである桃園の誓いから始まり、中盤に天下の奇才と称される伏龍・「諸葛亮孔明」との出会いである三顧の礼から、孔明の活躍を主軸に語られていることが多いです。
物語的には、孔明が病で倒れるところまで描かれています。
なので三国時代は、蜀を鼎立した蜀漢が滅亡して天下三分が崩れる263年までか、後漢滅亡から晋が天下を統一した280年までとも言われています。



演義の方は、物語を盛り上げるための英雄たちの逸話があるエンターテイメント性を重視していて、日本で作られた「三国志」は小説や漫画やゲームなどの各種作品のタイトルとして用いられますけど、ほとんど演義の影響のほうが強いです。



社会のビジネス競争の中でも、競争を生き抜く知恵や企業のリーダー像の見本として、『孫子』などともに『三国志演義』もしばしば参考にされ、『三国志演義』に学べとしたビジネス書が多数刊行されていて、かの野村監督などの著名人も、薦めています。
有名なメディア展開作品としては、吉川英治三国志を基に長編漫画作品化した横山光輝『三国志』、人形劇がNHKで放送された『人形劇 三国志』などが人気を博します。また、漫画『蒼天航路』・『天地を喰らう』、などの名作も生まれ、爆発的な三国志ブームが起き、三国志は誰もが知るジャンルの一つとして定着することになります。
ゲームでは、コーエー(当時光栄)のシミュレーションゲームソフト『三國志』、アクションゲームソフト『真・三國無双』、がシリーズ化されてヒットしています。 
これらの三国志を題材にした作品は、必ずしも『三国志』または『三国志演義』を忠実に再現しているわけではなくて、独自の改変が加えられているものも多いです。
また、「もしも~」という架空の設定で作られている作品や、あるいは人物設定を大きく換えているものなど、様々な作品が存在して進化・発展を続けて、いまや日本だけでなく、世界中に広まる人気作品なのです。

いっき

1985年にアーケードゲームで登場し、同年にファミコンに移植されたアクションゲームです。
私の周りではこのゲームを所有している友達が多く、いつも二人プレイで遊んでいました。
移植作品であるファミコン版の方が遥かに知名度が高いですね。
ゲーム史上初めて「クソゲー」と呼ばれ、「クソゲー」の語源ともなった伝説のゲーム。 



いわゆる「クソゲー」としての知名度が高いゲームでしたが、トップビュー視点や多方向スクロールなどのゲーム性は現代でも通用するシステムで、実はアクションゲームのヒット作でした。
ジャンルは多方向スクロールのアクションゲームとされますが、内容的にはシューティングゲームの要素を多く含むゲームです。



農民の「権べ」を操作して、一揆なのにたった二人で悪代官を倒すのが最終目的でした。
2人協力プレイも可能で、プレイヤー2は「田吾」を操作します。

基本武器である鎌をふるい、妨害する敵を倒しつつ、地面に落ちている小判を8枚集めるのが目的です。稀にフィールド上に現れてうろつく代官を捕まえてもクリアとなります。
クリアするとファミコンではお馴染みの周回プレイで、1周目、2周目、3周目以降では、配置アイテムなども異なります。



「クソゲー」という語は、イラストレーターのみうらじゅんが生み出したといわれていて、はじめて「クソゲー」と呼んだのがFC版『いっき』なのです。
しかしながら、ゲームそのものの出来を指してクソだと言っていたわけではなくて、設定のツッコミどころに対するツッコミを意味する言葉だったので、現在で呼ばれるようなクソゲーとは趣が違います。
アーケード版が、良好なゲーム性とコミカルな演出の個性的な持ち味のゲームだったので、ハードの制約上ファミコン版は劣化して本質的な面白さが伝わり難くなったことに加えて、オリジナル版の持ち味であったバカゲー的要素がネタ的な方向で過剰に取り上げられてしまった結果、「クソゲーの元祖」呼ばわりされる羽目になったようです。
 権べが、某作品にゲスト出演するのも、ご愛嬌(笑)



「クソゲーの原点」たる所以から、プレイステーション(『メモリアル☆シリーズ サンソフト Vol.1』)やWindows版で再発売されたり、ゲームアーカイブスやオンライン版で配信されている
現在でも愛され続けるクソゲーです。