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戦国ゲーム

忍者や侍などが活躍する戦国を舞台にしたゲームを紹介します!

 

忍者武雷伝説

ファミコンの「ファイヤーエムブレム」がヒットしてしばらく、ゲーム業界でシミュレーションロールプレイングゲームというジャンルが注目されていました。
メガドライブといえば「シャイニングフォース」が有名ですけど、ひっそりとメガドライブminiにも選ばれなかったクソ・・・いや、忍者ゲームがあります。
その名も、『
忍者武雷伝説』です!



名作「サクラ大戦」を開発したセガが投入した、女性キャラのいない男臭ささえ漂っているかの如く硬派なゲームです。
システム的にはターン制のオーソドックスな作りで、
ファイアーエムブレム同様に死んだユニットは蘇らないので、手が抜けない難易度です!
先に進むにつれて仲間も増えていきますし、レベルアップにしても仲間全員に経験値を均等にレベル上げするのは無理があるので強くするユニットと、そこそこ使えるユニットに分ける必要もありです。
これは、他のゲームと同じです。
ユニットを掴むとコマンドが表示され、移動できる範囲もマス目でバッチリ分かります。
敵と隣接させ、戦闘を繰り返し経験を積めばレベルアップ!!
戦闘は、三すくみの関係もあります。
このゲームは相性が絶対のゲームで、先制攻撃を受けない間合いを保ちながら、相性の良い相手に先制攻撃を狙う・・というのが戦法になります
グラフィックも和ですし、コマンドを開いたり閉じたりする度に「 いよ~~~っ 」「 ポン(鼓の音)」。
いい感じです。



ただ、敵味方のグラフィックは色が違うだけっ!!
主人公も影が薄い・・・。
何よりも、キャラクターにセリフがなくて喋らない!!
なんじゃこりゃ?!
しかも、全10章しかありません!!
ターン制限があったり軍資金の使い方もシビアで、かなり高難易度のゲームです。
シナリオ途中のセーブもできません!!



掛け声や音声合成がコミカルな妙なゲームですが、古き良き時代の歯ごたえのあるゲームに興味がある方は必見のゲームだと思います。
ハマる人は、ハマるかも?!

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不如帰(ほととぎす)

2023年の大河ドラマは『どうする家康』ですね。
戦国の世に終止符をうった、泰平の世を築いた英雄です。
かの有名な三英傑の中で「鳴かぬなら、鳴くまで待とうホトトギス」の忍耐の人になります。
「神君・東照大権現」と言われ、奇策や非道な行いを良しとしない正統派の大名でした。



今回は、既に光栄の『信長の野望』がファミコンでも発売されていて、後塵を拝することになったのですが、大名以外の配下武将を導入したのは『信長の野望 戦国群雄伝』よりも先に導入された名作「不如帰」を紹介します。
1988年8月19日「アイレム」より発売されています☆彡
1555年戦国動乱の時代が舞台の国取りSLG。
プレイヤーは一国の大名となって天下統一を目指していきます!



まず全国に散らばる全40人の大名から一人を選び、1年の流れをフェイズ方式で進めていきます。
フェイズに分かれていることで、SLG初心者にも行動パターンを組みやすい仕様でした。
城攻めの方法に「兵糧攻め」などがあり、戦闘力が高くなくても工夫次第で敵の城を落とすことができるので、いわゆる弱小大名でも工夫次第で天下統一できた本格派だったのです。
大名自身の能力を自分で設定できるのも斬新でした♪
当時としては、政治的な上杉謙信など・・・自分好みにカスタマイズできるのは楽しかったです。
日本全土を舞台にした本格的戦国シミュレーションとして、王道な要素は網羅されていて、しかもシステムも簡素にできていて分かりやすいゲームでした。
それでいて、イベントなども豊富でゲームバランスがしっかり取れており、テンポも早いためだれるような展開になりにくい正統派シミュレーションゲーム。
また、『不如帰』のオープニングムービーは非常に評価が高いです。
そのセンスと演出は「まるで映画だ・・・」と言われるほどでした。



武将の登場、官位の存在、陣形の採用など、当時の戦国シミュレーションにはまだ存在しなかった要素を取り入れ、全く新しい戦国シミュレーションとして生まれた『不如帰』、シンプルながら奥が深いゲームです。
ファミコンのシミュレーションゲームの最高傑作と呼ぶ人もいるほどです。
現在では電池切れでセーブできないかもしれないので、レトロフリークで遊んでみましょう♪

独眼竜政宗

奥州の独眼竜「伊達政宗」をモチーフにした、戦国シミュレーションゲーム。
ナムコットファミリーコンピュータ用ゲームシリーズとしては第38弾
信長の野望シリーズ第二弾の信長の野望 全国版がFCに移植発売されて、その2週間後に本タイトルの発売でした。
歴史SLGというゲームジャンルの経験がほぼ無い当時のファミっ子たちの中では、初めてのSLGとなった人も多いのではないでしょうか。
シミュレーションゲーム初心者向けの内容で、
シミュレーションゲームが苦手な人でも、すぐに慣れると思います。



プレイヤーキャラとして選択できるのは主役の伊達政宗のみで、他の大名は選べません。
ゲーム中は片倉小十郎が軍師としてアドバイスを出してくるのみで、自国の他武将は一切登場しません。
東北地方を統一するのが目的なので、その他の国も登場しません。
正宗が18歳の年からスタートし、81歳(史実では68歳で没している)で寿命で亡くなるまでに奥羽の全ての大名を倒して統一を成せばクリア。
慣れれば、数時間もあれば十分クリアできるレベル。
1コマンドで一季節が流れ、春夏秋冬で一季節に1コマンド命令を出してゆきます。
登場国(登場大名)も少ないので、他の大名同士では戦闘や戦略が発生しないのです。
この「敵同士が戦わない」のが難点なのですが・・・。
コミカルな雰囲気で、「信長の野望のようなシリアス感は全くありません。
図式的には、
「伊達家VS奥州連合」。
信長や信玄はいない時代なので、山形の最上家と常陸の佐竹家が二強。
展開次第では「秀吉」「家康」の二英雄も登場します!
シミュレーションゲームですが、直接的な合戦シーンなどシンプルなゲーム内容となっており、アミダクジで金山探しや流鏑馬などのアクションゲーム要素のミニゲームもあって楽しめます♪



可愛い見た目の割には難易度は高く、クリアするのは骨が折れるかもしれません。
激闘の章をクリアして3周目の周回モードをプレイすると政宗が40歳の春に豊臣秀吉と戦う事が可能です。
この戦闘に勝利すると全国統一となり真のエンディングを見る事ができます☆彡



この時代のナムコはSLGの制作ノウハウが無かったにも拘らず、セオリーに捕らわれずライトな雰囲気に徹した完成度の高いタイトルでした。

同社ナムコの、「三国志 中原の覇者」もそうなのですが、光栄の歴史シミュレーションゲームとはまた違った面白さがあってハマります。

じゃじゃ丸忍法帳

1989年3月にジャレコが発売したファミコンのRPGゲーム。
忍者くんシリーズ』で初のRPG。
ゲームシステムは一般的なコマンド選択方式のRPGになっています。



ストーリーは四章構成になっていて、最初に三章までの中からひとつ選び、そこから順番に進めることになります。
章をクリアすると位や持ち物がリセットされるシステム(四章の時のみ直前の章の状態を持ち越す)。
章ごとに敵や装備などのラインナップが変わり、新鮮な気持ちでプレイできるでしょう。
最初はじゃじゃ丸1人での旅ですが、章の途中でさくら姫が加入して2人で戦えるようになります。
最初の章をクリアすると、次の章からは始めからさくら姫が同行するように。
さくら姫には「あい」という戦闘コマンドがあり、成功すると術や力が上がるなど、戦闘を有利に進めることができます。
さくら姫は回復以外の術が章ごとに変わり、鳥居にいる妖怪を倒すことで、じゃじゃ丸のみが使える攻撃の術(宝玉)を章ごとに3つずつ手に入れることもできます。
敵の強さが各章の後半戦から異様に強くなる仕様で、ほとんどの敵に有効な術がなくシビアです。
・・・が、
じゃじゃ丸が逃げるのに失敗しても、さくら姫の番でBボタンを押してキャンセルすればじゃじゃ丸のコマンド選択に戻るため、これを繰り返すことで確実に逃げられる救済措置も。



グラフィックはいずれもよく描き込まれていて、
BGMがかなり多彩で、いずれも雰囲気にマッチしています。
システムやゲームバランスがしっかりしていれば、名作となった王道ゲームです♪
最大48文字と長いパスワードですが、バッテリーではないので現在でも遊べます☆彡
他機種で移植もされているので、遊んでみると懐かしい気持ちになれます。


忍者龍剣伝

テクモシアター第2弾として発売されたファミコン版『忍者龍剣伝』シリーズの1作目。
1988年にテクモがACゲームとして稼働させ、その後にファミコンPCエンジンに移植されたタイトル。

ファミコン版はナンバリングタイトルが『3』まで発売されシリーズ化され、1995年にはスーパーファミコンにて『1』『2』『3』を1本のソフトに移植したリメイクタイトル『忍者龍剣伝 巴』も発売されました。

基本は、上下左右スクロールのアクションゲーム。
ライフ残機制であり、壁蹴り多段ジャンプや壁に張り付くなどの忍者アクションが特徴的。
攻撃手段は基本が刀による斬撃で、ステージ内でアイテムを拾うことにより様々な忍術も使えるようになります。
忍術にはエネルギーがあって、忍術を使用するとメーターが減っていきます。
これが無くなると忍術が使えなくなるのですが、道中には体力・忍術の回復アイテムなどが落ちています。
忍術には手裏剣を始め、ジャンプ回転斬りが使えるようになるものや、自身を炎で囲み一定時間無敵になる火炎の舞など多数用意されていて状況を打破できるようになっています。



このゲームでまず思い出されるのが鬼のような難易度と、まるでアニメ映画を観てるようなビジュアルでしょう。
この時代のゲームにしては珍しく、刀を振った後に0.4秒のディレイが設けられており連打ができず、一度に敵に囲まれると殲滅が間に合わず被弾を免れないのでした。
そしてダメージを受けた際のノックバックが激しく、さらに受けると操作不能になるため、激戦時にはノックバックの連鎖で操作不能に陥り敵にハメ殺されるなど、かなり厳しいゲームバランスであったのです。
なので、後半に差し掛かると難易度が異常と言っても過言では無いほど跳ね上がるのです。
他にも狭い足場で大量の敵が出現して、1回の接触でノックバックからの転落死が多発するステージや、鬼畜とも言えるボス3体との三連戦など、無限コンティニューが実装されているタイトルであるにも拘らずまともにクリアするにはかなりの努力と忍耐を要する辛辣な難易度となっています。



ファミコンの有名な高難度ゲーム『魔界村』『高橋名人の冒険島』『悪魔城ドラキュラ』に並ぶ地獄の難易度で、ゲームセンターCXで29作目の挑戦となった本作をプレイした有野課長に今まで一番難しい、魔界村の比じゃ無い。と言わしめたレベル。


ただ、説明書にも明記されているテクモシアターシリーズなだけの事はあって、ステージ間に挿入されるデモシーンのグラフィックは当時のファミコンゲームとしてはかなり高水準。
よく出来たゲームシステムや、ファミコン最高レベルと謳われるBGMなど、前半部分だけみれば間違いなく名作といえる記憶に残るゲームでしょう。